心理戦を制する者は民主主義を制する？
基本この国では民主主義＝数こそ力
基本この国では民主主義とは何かという教育がお粗末で、大半は「民主主義＝多数決」という程度でしか理解がないのではないかと感ずる部分が多いです。
その辺の所を熟知しているのが大阪維新ではないでしょうか。
とにかく政策面では中身空っぽなんですが、とにかく票だけはしっかり入るから選挙では圧勝してしまい数の力を得ることで強行採決でねじ伏せるという芸当ができてしまいます。
しかし大阪維新も選挙に勝つために相当に計算されているのです。
大阪維新は政策で戦うつもりは少しもありません。
というか、そもそも中身がないので政策で戦えない。
強いて言えば市場に任せればいいということで民営化を推進するだけと芸がない。
住民のルサンチマンをいかに味方につけるかという「心理戦」に徹しているのです。
大阪維新の心理戦への意識の高さは、恐らくナチスの戦術をヒントに得ていると言って間違いはないでしょう。
大衆は感情に流される方がラクなのかもしれません
時を遡って小泉旋風が起きたのもやはり心理的な手口による部分が大きいように思えます。
ナチスの熱狂的な支持は政策によるものではなく、計算しつくされた心理戦によるものです。
それというのも社会心理学という心理学の分野が成り立ったのはエーリヒ・フロムを筆頭にナチスの研究から端を発しています。
それだけではなく、ナチスは群衆心理学を徹底的に研究しており、それを宣伝に活かしていることが明らかになっており、心理戦で選挙を制しようという意図が最初からあったと言えます。
いかにナチスの宣伝戦術には心理戦の要素が強かったことを物語ると言えます。
これに抗したのは感情に流されまいと冷静に考えようとした有識者や一部の意識の高い人だけ。
多くの大衆は感情で動かされ呑み込まれていった。
ナチスはその感情の力を注視していたという意味では戦術眼の鋭さが恐ろしいのです。
選択的夫婦別姓って意味ないんじゃないかと
選択的夫婦別姓の問題点2つ
姓が変わると手続き面倒くさいんです
姓が変わると名義変更の手続きがとにかく面倒くさい。
妹が離婚して再婚してという流れを経験しているのです。
離婚後の姓について、旧姓に戻すかどうかは任意となっているため、名義変更の手続きが面倒なので離婚後に旧姓の戻すということはしませんでした。
大抵の場合夫のへの嫌悪感から旧姓に戻したいというのが多くあるようなのですが、妹の場合は手続きの面倒さの方が勝っていたようです。
ただ、再婚となると自身の姓はもちろんのこと子どもの姓も元夫の姓のままというわけにはいかないので変更することになったのですが、とにかく各方面の名義変更の手続きが大変だと嘆いておりました。
それも特に子どもの名前のほうで、学校関係の手続きでさんざん頭を抱えていたようです。
あとフェミニストが別な意味で騒ぎ出す
選択した結果、同姓を選んだ場合に懸念されることとしてフェミニストによるバッシングが考えられます。
選択できるのに、なぜわざわざ同姓を選んだのかというバッシングが出ることが予測されるのです。
「女性なら別姓を選ぶべき」と考えられているため、同姓を選ぶことが間違っているとして別姓を選ばせるために考え直させようと痛烈なお説教を始めるのではないかと。
それを言ってしまうと、何のために「選択的」夫婦別姓なのかという根本的な所が崩れてしまいます。
だったら最初から完全に夫婦別姓にした方がいいという結論になるのです。
女性にとって、同姓になることで結婚したことがバレるというのを気にするケースもあるようです。
結婚すると相手の方が既婚者だという理由で敬遠してしまい不倫がしづらくなるというものです。
フェミニストの大権威こと上野千鶴子氏曰く不倫は「(より良い旦那に乗り換える機会を保障するという意味で)女性の権利」としているので、ジェンダー問題の要請から配慮が必要になるでしょう。
個人的には完全夫婦別姓でいいと思います
上記の問題点から完全夫婦別姓の方がいいと思いますね。
とにかく面倒くさいことばかりで、同姓にするメリットが全く見当たりません。
夫婦別姓に反対する人は家族の絆がどうたらとゴネるのですが、ハッキリ言って不毛。
フェミニストはそういうの大っ嫌いなんですよ。
女性が解放されるには家族とか共同体とかは自由を奪う敵でしかなく、無くなって欲しいんですよ。
とことんバラバラにして個人主義にするほど女性は自由になれるわけだから。
極端な話、政府も抑圧機関でしかなく、いらないということでアナキズムとも帯同するわけなので。
ただ、政府も無くすと法治主義の社会も維持できなくなり無法地帯になるのではという懸念があるので賛同はできませんが。
とにかく同姓になること自体が面倒くさいことでしかないので、いっそ別姓で固定してしまった方が合理的だと思いますが、いかがでしょうか。
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